コロナ禍を支えてくれた人たち。そしてあの頃の本当の話。

最近、ついにまたプロテインを飲むようにしたとりニの女将さんです。
今までプロテインを飲むと、すこぶる体調が悪くて。
最近、『WPI』っていう種類のプロテインなら体調悪くならないことを知って・・・・超快適♡

みなさんは『コロナ禍』のことを今でも覚えていますか？

最近ふと、その時のことを思い出す出来事があったので、「コロナ禍の個人飲食店の本当のトコロ」を少し話してみたいと思います。

先日、私が１０年以上前に働いてた会社の社長がとりニにきてくれました。

隣町の瀬戸市の会社なのに、わざわざ豊田まで仲間を引き連れて来てくださって・・・・（涙）

たった２年くらいしか勤めていなかったのに、今でも気にかけていただいて本当に嬉しかったんです。

当時、その会社ではとても働きやすい環境を整えてくださっていたのに、出産のために退職。

あれから12年。
出産後は前店の「いいなり」で子供をおんぶしながら立ち、今に至るわけですが・・・・

数年後、新型コロナウイルスが襲来。
コロナ禍は本当に大変でした。

小学校に入学したての息子は休校。
字を書くことも微妙な１年生。

算数なんてやったこともない、1日机に向き合ったこともなまだまだ赤ちゃんみたいな時期。

学校からは、時間割通りに1日学習させてくださいとお願いが・・・・
できるか！！！(笑)

店では居酒屋営業を一旦やめて。早朝から仕込み、夜遅くまでテイクアウト販売。

合間に息子の勉強。（ほとんどできてない笑)

そんなとき、社長のお母様が、
「もう心配で心配で・・・・少しでも力になりたい」と
毎週、数ヶ月間ものあいだ、焼鳥を大量に買ってくださったんです。

緊急事態宣言・・・・今聞くとゾゾっとします。

でも当時は必死。

飲み会禁止・４人以上の会食禁止。

そのうちに、酒類提供停止・・・・
休業要請まで出るようになりました。

・・・・な、なつかしい(笑)

そんな時に支えてくれたたくさんの方のおかげで、今のとりニがあります。

つい、先日もそのテイクアウト期間中にいつも買ってくださっていたお客様がとりニに来てくださいました。

ジーーーーーン（涙）

たくさんの人に支えられて、あの恐怖の期間を乗り越えられました。

本当に、本当にありがとうございます。

みんな、口々に
「応援しています！」
「どうにかこの期間を乗り越えて！」
って声をかけてくださって。

もう、いい意味で耳タコくらい。

そしてご存知の通り、休業期間中はありがたいことに協力金をいただけました。

それでなんとかその年は持ちこたえることができました。

実はその「協力金」給付の翌年以降、個人の飲食店にとって悪夢の年だったって皆さんは知っていますか？

協力金で収入が増えた分、翌年の払わなければならない税金が急激に増えたのです。
営業していないということは、仕入れがない。
経費がないので単純に、売上だけ上がった状態。

当たり前のことのようなんですが、見落としていた人も意外と多かったとか・・・
急に増えた税金を払うことが、難しいお店が出てきた・・・とも聞きました。

私たちはたまたま、たくさんの方に支えてもらうことができて、倹約家な大将の管理で乗り越えました。
(ケチ笑)

私のモットーのひとつに
「やっておけばよかったを無くすこと」があります。

「会っておけばよかった」
「行ってみればよかった」
「声をかければよかった」
「飲んでおけばよかった」(笑)

「後悔しない」ために、常に後回しにしないように自分を鼓舞させています。

のはずが、ずっと気に掛かっていることが。

社長のお母様に、会いに行こう！

あなたも、お礼を言いたい、謝りたいと思っている人はいませんか？

いつやる？(笑)

番外編
初めてコロナのことをニュースで見た時は、世界中がゾンビになるのかと思いました。
ウォーキング・デッドの見過ぎ(笑)

女将さんブログ